松永真

大御所。松永真

松永 真は、日本を代表するグラフィックデザイナーの1人です。

 

出生は1940年、東京府となるものの、大戦中から幼少期を福岡、その後、京都で過ごしています。
デザイナーとしてキャリアは、1964年の東京藝術大学卒業後に資生堂の宣伝部に勤務したことが始まりとなっており、その後、松永 真デザイン事務所の設立を行っています。
現在では、日本グラフィックデザイナー協会の理事という要職にあり、母校でもある東京藝術大学客員教授としても活動を行っています。

 

これまで発表された主な作品としては、古いものでは1973年の大手自動車メーカーの車名ロゴフォントがあり、この作品は現在は使用が終了しています。
他に、1990年の新聞社の社章や、1996年のメガバンクのシンボルマーク、ティッシュの箱デザインなど非常に作品の幅が広く、ビールのパッケージや、証券会社のシンボルマークなどもあります。珍しいものではフランスのタバコのパッケージがあり、愛煙家には記憶に残るデザインとなっています。近年においてはロゴマークを数多く発表しており、日本でも有名な食品メーカーや、大手経済紙が販売をする雑誌のタイトルロゴまで手掛けています。中には、地方テレビ局のキャラクターもあります。

 

プロダクトデザインもいくつか手掛けており、最初に入社をした資生堂の商品、大手酒造メーカーの缶チューハイパッケージ、携帯電話のデザインなどがあります。

 

これまでの受賞歴としては、日本戦前美術会特選をはじめとして多くの受賞があり、作品はニューヨーク近代美術館やミュンヘン州立近代美術館などの海外の美術館や、国内においても東京国立近代美術館や福岡県の田川市美術館など、多くの施設で所蔵が行われています。

 

松永 真は、例えクライアントが了承しても、自分が納得できない場合には作品として出さない信念を持っており、基本的には課題にじっくりと向き合うことでデザインの構築を行っています。
例えば、現在でも誰もが目にするテッシュ箱のデザインでは、条件でもある規定ロゴを使用しておらず、高品質なイメージを的確に伝えるためのデザインにした結果、採用されています。